運転席に座り彼女とハッスル中に警察の職務質問

常に周りの視線が気になっていたホームレス時代

どうしようもない劣等感から、自分に向けられる視線の

すべてに“懐疑”や“軽蔑”を感じ、ターゲットの女性以外には、

あまり視界に入らないようにさえしていた。

何日も同じ施設に行くのは避け、自分がホームレスと

思われないように必死だった。

 

そんな毎日の中で、警察の存在はとても恐ろしかった。

夜中にフラフラと歩いて入れば、人通りの少ない田舎道ゆえに

職務質問をされることは度々あった。私はその都度、

酔っぱらったふりをして、大学の学生証を見せ、

「友人の家に行く途中だ」とウソをついていた。

別に犯罪を犯しているわけではないのに警察には、

とても恐怖を感じていた。間違えて実家に通報されれば、

家族に現状がばれてしまう・・・職務質問でウソをついている間、

いつも意識が飛びそうになっていたのを今でも覚えている。

 

一番、警察におびえるのはコインランドリーで一夜を過ごす日だった。

無人のコインランドリーで、ずっと眠っていれば、管理している人に

通報される可能性があった。おそらくはフェイクだとは思うが、

監視カメラも一応ついている。コインランドリーで熟睡することはできず、

パトカーの赤いサイレンが外を通過するたびに「来るな!来るな!」と

焦っていた。運良く、警察にお世話になったことはなかったが、

大ピンチは一度だけあった。

 

いつものようにK(巨乳女の人妻)に呼び出され、遅い食事を済ませた後、

深夜にKの車で公園の駐車場内でハッスルしていた時だった。

敏感なホームレスレーダーで、真っ暗な公園の駐車場に1台の車が

入ってくるのに気付いた私は、慌てて服を着た。もちろんKにも誰かが

来たことを告げ、服を着ている間に、その車がこちらに向かっており、

しかもパトカーだという事が分かった。

 

コンコン「警察です。ここでなにしてるんですか?」

私「あー、彼女と普通に話してました。」(少し息があがっている)

警察「隣の方が彼女さんですか?」彼女「あっ、はい。」

(旦那が別にいるがシレっとウソをついている)

警察「変な男が女性を車に無理やり乗せて襲うって事件が、

ここら辺で多いんですよ。こんな時間にここに車停まってたら

確認させてもらってたんですわ。」

私「へー、そうなんですか!僕は違いますから!」

警察「お兄さん、一応免許証見せてもらえます?」私―――――えっ。

 

私は免許を持っていなかった。だが、Kと車内でハッスルしているうちに、

気付けば運転席に座っていたのは私であり、免許証を見せろと言われるのは

当然のことだった。私「・・・免許、持ってないです。」

「え?免許ないのに運転しちゃったの?」(警察の表情が変わる)

K「いや、運転してきたのは私です!」(慌ててKがフォローに入る)

警察「じゃあ何でお兄さん、こっちに乗ってるの?」(明らかに怪しむ)

ここで「運転席の彼女に、正常位でハッスルしてるんだもの、

運転席にいるでしょうが」と論破することもできたのだが、

そもそも公園の駐車場でハッスルすることが犯罪じゃないのかは

分からなかった。私のコンピュータがフル回転し、苦し紛れの

言い訳を一言呟いた・・・が、それが間違いだった。

 

私「普通に車停めて運転席見せてもらってました!座ったことなかったんで!」

そういうと、私はハンドルの横のシフトレバーなどをわざとらしく触る

仕草を見せた。シフトレバーを見た警察の様子が変わった。

何かを察したように、相方の警察に小声で何か話して、少し呆れた顔で

こちらを見てきた。警察「まあ、あんまり遅い時間にこういうとこで

“変なこと”しないでね。」私「(変なこと?)あっ・・・はい、もう帰ります。」

警察はパトカーに乗り込み、何事もなかったのように帰って行った。

K「危なかったね。」私「マジ、ヤバかった!」Kと話しながら、

中途半端だった着替えを続ける。――――――あああああっ!?

 

警察があっさり帰った理由が分かった。シフトレバーに、Kの紫色の

パンティーが掛けられていたのだ。車内でのハッスルに慣れているKは、

脱いだパンツがどこかにいかないように、シフトレバーに掛けて

おくのだそうだ。私「・・・きっと、バレてたね。」K「まあ、いいんじゃない?」

大きなピンチを乗り越えた安堵感なのか、中途半端な着替えのKが

セクシーだったからか、それともシフトレバーに垂れ下がるパンティー

余りに神秘的だったからか・・・私の下半身についている“小ぶりの

シフトレバー”がドライブに入り、その日はもう一度公園でハッスルした。