父親の軽トラックに乗ってデートにくる色黒の女性T

Tは、結果から言うと、2回だけカラオケでデートをしただけで、

触れることもなかった。カラオケではベタベタされそうには

なったが、強烈なビジュアルと、何よりTの“登場の仕方”が

頭から離れず、女性として全く見れなかったのだ。

 

同じ年の高校生だったTとカラオケで会うこととなり、先に着いた

私はワクワクしながらカラオケの玄関でTを待っていた。すると、

1台の軽トラックが駐車場に入ってきた。助手席から降り、

一目散に私の方に向かってくる色黒の女性・・・それがTだった。

 

まあ、親の軽トラックで送ってもらったなら、それは特に

気にすることはないのだが、驚くことに、カラオケが終わるまで、

父親は駐車場で軽トラックに乗って待っているというのだ。

そんな状況ではTに手なんて出せるはずがない

(というよりとんでもないビジュアルだった)フロントからの

延長の確認も当然スルーし、1時間でカラオケを出た。

 

ちなみに2回目は、電車に乗り遅れて駅のベンチでボーっと

している時に、たまたま駅に来たTがご馳走してくれると

いうのでカラオケに行った。「お父さん来るから送っていく?」と

聞かれたが、3人で軽トラックに乗るのはあまりに

辛そうだったので丁寧にお断りした。

 

高校生の間は出会い系サイトで関係を持ったのは、生理中の

Aを含め3人程度で、同じクラス内に彼女ができたりして、

高校生活の後半は出会い系サイトをほとんど利用することはなかった。

私の出会い系サイト100人斬りは、地元の大学に進学してから

とんでもない加速を始めるのだった。