キスはできても胸は触らせない不感症の女性

Nは10歳近く年上だが、とても可愛らしい女性であり、

出会い系サイトで知り合った女性の中でも容姿はトップ3に

入る程だった。最初はお互い友人を連れて合コンを繰り返し、

3回目に会ったときに二人きりで会うことができ、Nの車内で

キスをすることができた。

 

ただ、その流れで胸を触ろうとすると、私の手を押し戻し、

それ以上を断ってくる。理由を尋ねると、「私は不感症で、

声とか全く出さないから男性が冷めてしまう。だから

これ以上はしたくない。」と言うのだ。

 

その時点で50人ほどの女性と経験を持っていた私は、

イチモツには自信がなかったが、愛情を込めた右手の

使い方には自信があった。「じゃあ、別にHしなくても

いいからホテルで一緒に寝よう?で、俺がイタズラして

Nが声出したらNの負け!結婚までしてもらいます!」

なんて軽いノリで、1泊3000円のボロボロラブホテルに

行くこととなった。

 

シャワーから出てもNは「本当に・・・嫌いにならないでね。」

とか「すっごい嬉しいのに、なんも反応できないの・・・」と

悲しそうに話してくる。そんなバスローブ姿の不感症・Nに

完全に燃えてしまい、私は大きく深呼吸した。

 

今までの50人は全て・・・Nの新しい扉を開くために抱いて

きたんだ・・・目を閉じて呼吸を整え、右手の人差し指と中指に

全ての神経を集中する。そして、Nのバスローブをゆっくりと

脱がし、小ぶりな胸に挨拶程度のキスをする。

 

「ああああっっ!」 えっ!?私は自分の耳を疑った。乳首に

軽くキスしただけなのに、Nがとんでもない大きな声で喘いだのだ。

念のため、先程より強めに乳首にキスをすると「あああっっ!!」

と体をのけ反りながら喘いだ。約束通りだと、結婚が決まった

瞬間でもあった。

 

「えっ、大丈夫?」「うん・・・大丈夫・・・」私はNがなぜあんな

前フリをしたのか全く理解できなかった。その後、黄金の

右手でNの花園を触れば、フロントのおばちゃんから

「もう少し静かにしろ」と怒りの電話が来るくらいNは叫び続けた。

誤解してほしくないのは、私は女性との経験が多少多いものの、

テクニックやサイズは中の下程度。不感症の女性を覚醒させる

モノは持ち合わせていない。

 

Nとはその後、3回ほど会って交際を迫られたので会わなくなった。

とても可愛かったので、会えば触りたくなるのだが、あんな声を

出されてはたまらないので、カラオケなど会うようにしていた。

その一カ月後くらいに、NをSNSで見つけたが、全身にタトゥー

だらけの旦那と、5歳くらいの息子と家族旅行に行っている

投稿があった。何が本当で何がウソなのか全く分からなかった。